幸せ思考のススメ

 

お正月も明けた１月７日に食べられる「七草粥」。

 

お正月の豪華な料理で疲れた胃を休めるにはぴったりの
心も体も温まるほっとする料理ですよね。

 

そんな七草粥の本来の意味や中に入っている
七草は何かご存知でしょうか？

 

また、お粥と言っても美味しいお粥を作ろうと思うと案外難しいもの。

 

そこで七草粥の美味しく簡単に作れるレシピなどを
ご紹介させて頂きたいと思います！

 

 

 

七草粥の意味は？？？

 

七草粥は昔から邪気を払い万病を除き
無病息災を願い食べられていました。

 

また冬場は野菜が少ない季節。

 

そのため野菜不足で不足しがちな栄養素を補おうとして
食べられていたとも言われています。

 

七草粥の「七草」は

 

「せり、すずな（蕪）、はこべら、ごきょう、ほとけのざ、なずな、すずしろ（大根）」

 

これを刻んで作ったものを七草粥と言います。

 

 

また七草には無病息災を願うだけではなく、
それぞれに薬効があり、
体を整えてくれる役目もきちんとあるのはご存知でしょうか？

 

セリは精気を養い血脈を整えるもの。

 

なずなは、カルシウムやカロテンが豊富で風邪の予防にはぴったり。

 

ごきょうは咳・痰に効果が。

 

はこべらは、昔から腹痛薬として使われ産後の浄血などにも用いられます。

 

ほとけのざは胃を休めるという七草にぴったりな胃腸に効く薬効が。

 

すずなは葉はカロテンやビタミンＣが多く含まれており腹痛薬としての薬効が。

 

すずしろは、葉はすずなと同じような成分が含まれています。

 

このように七草は無病息災を願うだけでなく、
実際に効果がある七草ばかりなのですね。

 

 

美味しい七草粥のレシピ！！！

 

せっかく食べるならば美味しい七草粥を食べたいもの。

 

しかも、七草という具は入っていても
野菜なので味気は少なく淡泊な食べ物です。

 

そこでいろいろな味付けをしてちょっぴり七草粥をアレンジして
自分なりの「七草粥」を作ってみてはいかがでしょうか？？？

 

いろいろな味付けがありますが、今回は「作り方が簡単で美味しい！
これはオススメ！」というレシピをご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

鶏ガラスープで中華風の七草粥

 

材料（２〜３人分）
お米１/３〜１/２カップ　水　お米の７〜８倍　鶏ガラスープ小さじ２（お好みで）塩少々、
ごま油　少量（お好みの量）
七草　七草は最近では１月７日になるとスーパーなどでパックになって売っていることがあり手に入りますよ！

 

 

1. 鍋にお米とお水を入れ強火にかけ沸騰させたら弱火にし３０分から６０分お好みの柔らかさになるまでことことと炊く。ポイントは普通の鍋で蓋をきっちりしておくと、必ず吹きこぼれてしまうため、蓋は最初からしないか、少しずらしてしておいてください。（もし、水が少なくなってしまったなと思ったら途中でお湯か水を足して下さいね）

 

2. お粥を作っている間に七草の準備をします。大根と蕪はお好みの形に切り下茹でをしておき、また、蕪や大根の葉は湯通しし、冷水にとってみじん切りにしてください。

 

3. お粥がお好みの柔らかさになったら、そこに鶏ガラスープを入れ、七草を加えて下さい。後は塩で味の調整をして、ごま油をすこーし回しかけて下さい。これでぐっと中華風の風味がでます。しかし、ゴマ油はあくまでお好みですが少量にしておいた方がベストです！

 

これで、完成。
簡単で少しアレンジされた七草粥の出来上がりです！

 

 

今回は中華風のものをご紹介させて頂きましたが、
少しお味噌などを溶いて和の雰囲気にしても、
これまた美味しい七草粥が出来上がりますよ！

 

基本はお粥なので気軽にいろいろアレンジをしてみて楽しんで下さい！

 

 

七草粥にあうおかずは？？？

 

七草粥は本来朝ごはんとして食べられているものでした。
そのため特に「おかず」という存在は必要とされず、
付け合わせ程度に「お漬物」が出され、
それと一緒に食べるものとされています。

 

しかし最近は朝から仕事や家事の支度に追われ、
ゆっくりとお粥を炊いている時間がない家庭が多いのが現状です。

 

そこで、夕飯に七草粥を食べるという家庭も増え、夕飯にお粥だけ・・・
というのも少しお腹も気持ちも寂しいため、
おかずが欲しいなぁと作る側も食べる側も思うようになってきました。

 

そこで、七草粥に合うとされるおかずをいくつかご紹介させて頂きたいと思います！

 

メインはあくまでも「七草粥」。
しかも七草粥は胃を休ませるために食べるものなので、
出来ればお肉や魚を避けたおかずを選びたいですよね。

 

そこで、ぴったりなおかずが野菜を中心とした「煮物」や「和え物」

 

高野豆腐の煮物や、ほうれん草のおひたしや胡麻和えなどがあれば、
七草粥と並べば味もぴったり、見た目も豪華に見えますよ！

 

 

 

最後に

 

日本の古くから残る風習。

 

なるべくならこれから先にも残していきたいものですよね！

 

しかし、時代が変わると共に、生活のスタイルも変化していくもの。

 

そこで、「しっかりとした本来の七草粥」を作ろうと思わず、
お米から作らなくてもご飯からお粥を作ったり、
先ほどもご紹介させて頂いたように朝ごはんに食べるものとしなくとも、
夕ご飯に食べるのもよし！

 

自分なりの、それぞれの生活スタイルにあった形で「七草粥」を楽しんで下さいね！