回避依存症の他人への接し方・・・・4つのタイプとそれぞれの特徴

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回避依存症の他人への接し方・・・・4つのタイプとそれぞれの特徴

回避依存症は、自分の本性が晒され傷ついてしまうことを
誰よりも恐れます。

 

また同時に、誰よりも寂しがり屋で、誰からも
愛されたいと思っています。

 

 

その2面性が極限に達すると、付き合っている人に
暴言や暴力などで
「自分の都合のいい状態にする、自分の言うことを聞かせる」
という行動に出ることもあります。

 

また逆に、相手からどんどん離れるように
自分がアルコールやギャンブル依存に陥っていく例もあります。

 

 

いずれも、自身の本当の姿と
向き合っていないゆえに起こります。

 

 

ここでは、回避依存症の典型的な4タイプについて、
それぞれの特徴、行動を考えていきます。

 

 

 

1.独裁者タイプ

 

 

このタイプの特徴としては、
「精神的暴力」及び「身体的暴力」です。

 

全て自分の思い通りにいかないと気がすまなくて、
相手の全ての行動を自分の支配下に置こうとします。

 

相手から何か意見を言われると、基本的に
怒りだします。

 

また、相手が何らかの「新しい行動」をする際、
自分の許可がないと許しません。

 

「自分の言うことを聞かないと、大変なことになる」と
相手に言い聞かし、一挙手一投足をコントロールしようとします。

 

DVなどの問題が最も起こりやすいタイプです。

 

 

 

2.搾取者タイプ

 

 

常に自分は「相手を使う側、利用する側」で、
「相手に使われる、相手のために行動する」ことがない、
というタイプです。

 

独裁者タイプのように相手を支配するのでなく、
言葉は甘く、優しく「相手を利用」しようとします。

 

「私に対して誠意があるなら・・・・」と、自分の不幸を嘆き
相手を自分のペースに巻き込み要求を通そうとして、
相手が要求を飲まなかったらとたんに不機嫌に豹変します。

 

愛や優しさというものは完全に見せかけで、
付き合っている限り自分は常に「得る側」です。

 

 

 

3.ナルシストタイプ

 

 

かなりの子供っぽい自己愛があるタイプで、
「自分は特別な人間だ」という思いが強いです。

 

全て自分の理想通りに進まないと気がすまないので、
相手が自分の好みのファッションや行動をしないと
文句を言います。

 

また、他人は自分を賞賛するのが当たり前で、
批判されると一気に攻撃に走ります。

 

基本的に自分の話しかせず、
他人のことは些細なことと思い込み、
他人の苦しみ、悩みを理解しようとしません。

 

このタイプは回避依存症でなくても存在しますが、
過干渉な親に育てられて自意識が未熟なまま大人になった
ケースが多いようです。

 

 

4.脱走者タイプ

 

 

おおよそ恋愛や人間関係と思えないほど
「自由」を重んじるタイプです。

 

なにげない「今日の昼は何やってた?」という話でも
「自分の行動を見られている、束縛されている」と感じてしまいます。

 

まして何か頼みごと、要求をされると
「こいつはわがままだ、強欲だ」まで思う発想になります。

 

 

とにかく「束縛」を嫌い、自由であろうとします。

 

当然ながら、このタイプとは人間関係を深めることはできません。
近寄れば近寄るほど、一人にこもってしまうのです。

 

 

5.まとめ

 

 

  • 相手を自分の意のままにしたい。
  • 相手を自分の都合のいい人間にしたい。
  • 相手をひたすら自分を褒め称える人間にしたい。
  • 相手からひたすら自由でいたい。

 

4つのタイプを見てきましたが、
いずれも極端な自己愛や他人・世の中への
未熟な認識が原因です。

 

この状態のままでは人間社会は非常に生きにくく、
「社会が間違っている」といった主張を繰り返したりします。

 

とにかく、自分を変えなければ何も変わりません。




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