【チェックリスト付】買い物依存症の原因と克服法や治療法、治し方

 

買い物依存症は、近年女性を中心に多く出現してきました。

 

女性の社会進出が増え、経済的にも自立し、
自由に自分のお金が使える女性が増えてきました。

 

クレジットカードの所有が増えたこと、また
気軽なネットショッピングなどもこの依存症の原因と言われています。

 

この依存症はどういう問題があるのでしょうか。

 

 

　1.買い物依存症とは？

 

 

何か欲しいもの、買いたい商品があるというのは
誰もが思うことですが、
買い物依存症になると自分にとって全然必要のない物、
また既にある物まで買い込んでしまいます。

 

買い物というプロセスにはまる依存症で、
人生の何らかの不満、精神的な問題などが
買い物という行為でのみ緩和されます。

 

買い物が必要か不必要かは関係なく
また買い物の資金のことも考えないので、
借金を重ねたり、カード破産に至ることもあります。

 

買い物が出来ないとなると、
とてつもない不快感や疲労感を感じ、
抑鬱の原因にもなります。

 

 

 

　2.買い物依存症の原因と対策は？

 

 

買い物依存というと、金銭感覚がルーズで
性格的にもいい加減、というイメージがありますが実際はかなり違います。

 

性格はとても真面目で、自我が強い、また
自尊心、自己顕示欲が強い人間がこの依存にはまります。

 

主婦の方では、家庭での不満、子育てのストレスなどで
依存する人が多いようです。

 

その他、機能不全家族で育ったアダルトチルドレンといわれる
タイプの人もこの依存では多く見られます。

 

 

対策としては、他の依存症同様、
自身の中にある依存の原因を見つめ直さなければいけません。

 

自分の置かれた環境に対して、不満を溜めこまず、
前向きに解決の糸口を探すこと。
自分と他人の関係ではきちんと話し合いをするなど、普段からの
改善努力が重要です。

 

 

 

　3.買い物依存症の治療法、治し方は？

 

 

とりあえずの治し方として、
いくつか挙げてみます。

 

・タンス、クローゼットなどの整理
・・・きちんと整理してみると「いらない物が多い」「同じ物が
いくつもある」のに気づきます。買い物をする際、この認識が
暴走？のひとつのブレーキになります。

 

・カードの解約
・・・クレジットでの暴走買いがこの依存症では非常に多いです。
解約してもまた作ってしまう悪循環も存在しますが、
とりあえず勇気をもってカードを消してしまいましょう。

 

・貯金する、人に預ける
・・・給料が振り込まれたら、すぐに郵便貯金など
簡単に引き出せない口座に入れます。また、信頼できる人に
預けます。手元には必要最小限のお金しか残らないようにします。

 

 

根本は上記のように「自身の問題を解決する」ことですが、
どうしても一人でできない場合、カウンセラーや自助グループも
あります。

 

 

 

　4.依存症の診断方法は？（簡易チェックリスト）

 

 

下記に買い物依存症の特徴を挙げてみました。
3つ以上当てはまれば依存症の可能性があります。

 

 

・大して欲しくない物を買ってしまう
・買い物がどんどん高い物になる
・買い物を止めたりを減らそうとすると不快感が生じる
・買い物をしても、すぐに次の買い物をしたくなる
・収入の大半を買い物に使う
・買い物の事を考えると、何も手につかなくなる
・借金をしてでも買い物がしたい
・現実からの逃避や不快な気分の解消のために買い物をする
・買い物にのめり込みすぎて人間関係や仕事を失ったことがある
・買い物でお金がなくなり、他人から借金した

 

 

 

　5.まとめ

 

 

買い物依存症は、以前は「狂った浪費癖」というような
言われ方で、なかなか表面に出てこない問題でした。

 

買い物でストレス解消、という女性は非常に多いのですが
一旦歯車が狂うと人生そのものを脅かすまでの依存になります。

 

治療には本人の自覚、及び周囲の人々の
理解が何よりも重要です。