買い物依存症 買い物で心を満たす作業 〜「物」で幸せは買えるのか〜

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買い物依存症 買い物で心を満たす作業 〜「物」で幸せは買えるのか〜

 

買い物依存症とは、言うまでもなく
「物で心を満たしていく」ことを繰り返します。

 

しかし、本当に心が満たされることはありません。
なので、買い物が終わるとすぐに次の買い物に
想いを巡らせます。その繰り返しです。

 

 

ある意味、「幻想」を買っているのかもしれません。

 

 

日本はかつての時代と比べてとても豊かになり、
高級品の店もどこの街でも見かけるようになりました。
バブル時代ほどではありませんが、
まだまだ高級品志向も見受けられます。

 

この辺で、「お金を出して物を買う」や「高級品を買うとは」
などについてじっくり考えてみてもよいのでないでしょうか。

 

 

 

 1、ブランド志向

 

 

日本では、「お金持ちになるとブランド品を普段から身に付ける」
という傾向があります。

 

しかし、ブランド品が似合う人間になる、というのは
実はかなり難しいことです。

 

ブランドというのは歴史と伝統を背負っての「ブランド」です。
それを見に纏う人間も当然背負わなくてはいけません。
内面から見合う人間にならなくてはいけないのです。

 

しかし実際は「ブランドの力を借りて外面を良くする」といった
使われ方になっているのが残念です。

 

 

ちなみに、パリの金持ちの婦人などは
ブランド品を普段身に付けないそうです。
大事なプレゼントとして人に贈り、贈られた方は
大切に保存するそうです。
もちろん絶対これを真似する必要はないですが、
「ブランド品のブランドをさらに価値を高める」
行為ではないでしょうか。

 

 

 

 2.高くなる買い物のハードル

 

 

小さな子供は欲しいものはとにかく欲しがります。
親の経済状況や「それが本当に自分に必要か」などは考えません。

 

買い物依存症もこれも同じで、
心の状態が未熟になっていると言えるのではないでしょうか。

 

 

そもそも、人間には「高い金を払って買い物をする、
一瞬で大金を使い切る」に対しての快感があるようです。
(個人差はありますので、金額の大きさはまちまちです)

 

しかしこれは「罠」と言えるもので、
服でも装飾品でも車でも、どんどん満足するハードルが上がっていきます。

 

つまり、高い物を勝って満足することは永遠にないのです。
世界一の金持ちになってもないでしょう。

 

ここに気づけば、「身分相応」を考えれます。
また、買い物では人生に満足することがないことも理解します。

 

 

 

 3.お金と幸せ

 

 

 

自分が貧乏だと、お金を持っている人がとても羨ましく見えます。
時には、大金を平気で使う行動を妬ましく思ったりします。

 

「一生遊んで暮らしていけるお金を持っている」というのは
天国な状態に見えます。

 

では、「大金持ち=幸せ」なのでしょうか?

 

お金持ちの人でも、「金に捉われる」人生を送っていれば
実はとってもつらい日々なのです。

 

上記の「ハードルが上がる」と同様のことですが、
常に「利益追求」を行っていなければなりません。
また、「今より多くの金を」と血眼になるあまり
周囲の人から孤立することもあります。

 

大金と対等に付き合い心の平穏を保つ、
というのはとても難しいのかもしれません。

 

 

 

 4.まとめ

 

 

ここでは「お金、物」と「幸せ、心の平安」の
関係について考えてみました。

 

「お金は無くては生きていけないもの」というのは確かですが、
どのラインで「必要最小限」と見なすかはとても難しいようです。

 

「清貧」などという言葉は現在はあまり使われませんが、
貧しくても幸せに生きている人はいるのです。

 

他人にも、煽る広告にも惑わされず、自分の中での
お金の価値を見出したいものです。




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