実家依存症の女性とマザコン男性の比較・・・同じものなのか

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実家依存症の女性とマザコン男性の比較・・・同じものなのか

実家依存症の妻、という概念はかなり最近に出てきたもので
それまでは実家や親を大切にする妻、という形で
わりと肯定的に捉えらてきた部分があります。

 

しかし、「嫁の尻に敷かれる」
「妻の実家に頭が上がらない」というような
言葉も昔から存在しましたし、
現象としてはかねてから存在していたと思われます。

 

一方、男性のいわゆるマザコンはおおよそかなり昔から
侮蔑の対象となることが多く、
「実家や親を大切にする息子」という
肯定的意見はほぼありませんでした。

 

もちろん、極度のマザコン男性も結婚し家庭に入ると
様々な問題を引きおこします。

 

 

ここでは、
「マザコン男性」と
「実家依存症の女性」について
比較を試みたいと思います。

 

 

 

1、マザコン男性について

 

 

「マザコン男性」は一般的には「母親の溺愛が過ぎて
自立できなくなった息子」のイメージがあります。

 

もっとも、実際は逆に母親からの愛情が不足して
「愛されること」に執着してしまうケースもあるようです。

 

また、長男と末っ子でも扱い方が違うようで、
長男は母親からみて「恋人」扱いになり、
末っ子の場合は「ペット」扱いになるようです。

 

「嫁姑問題」は大昔からある結婚生活における大きな問題ですが、
夫がマザコン男性だとこの問題に拍車をかけるため
「マザコン」はかなり以前から着目されてきました。

 

こういう男性と結婚すると、
何もかも夫の親が決める、妻の料理を母親と比較して
批判する、などの問題が起きてしまいます。

 

 

2、一卵性母娘について

 

 

一卵性母娘というのは、思春期以降の
娘に対して母親が共依存の関係にある親子です。

 

子離れできない親と、親離れできない娘の関係です。

 

実家依存症の妻の場合、ほとんどがこの
一卵性母娘の関係と言われ、代名詞的な言葉です。

 

ただ、例えば芸能人が
「母親との仲の良さ」をアピールするなどの行為は
好意的に受け止められることが多く、
一卵性母娘の弊害は
まだまだ認知されているとは言えません。

 

 

母親の共依存関係は、
どちらも人間的な成長が停滞することになり、
特に娘の方は未熟な人格のままで
結婚や就職をすることになります。

 

 

 

3.両者の比較

 

 

では、「マザコン男性」と「一卵性母娘」は
どう違うのでしょうか。

 

まず、、家庭に入って実家依存症が発覚した場合、
「マザコン男性」の場合、
妻の抗争相手は「夫+夫の母親」となります。

 

「実家依存症妻」の場合は、
夫の抗争相手は「妻+妻の一族」です。

 

数の違い?だけで言えば、マザコン男性の方が
やや対処しやすいかもしれません。

 

また、別の問題として
「パラサイトシングル」になった場合の
深刻度があります。

 

男性の場合は、「基本独立、独り立ち」が基本ですので、
ずっと実家依存はまったく将来が見えない
暗黒な状態です。

 

しかし女性だとそれほど暗黒なイメージはありません。

 

「独立」が義務付けされていないせいでしょうか。
ただ、いつまでも親に依存しては生きられないのは
男性と同じですので、深刻度が目立たないだけとも言えます。

 

 

 

4.まとめ

 

 

両者について考えてみましたが、
まだまだ「実家依存症」が
一般的認知がされていない今、
比べるのは難しいかもしれません。

 

日本の場合は一つの言葉がわりと
安易なイメージで使われることが多く、
言葉の普及が逆に問題の論点をずらすこともあります。

 

(例を言うと、「アダルトチルドレン」が「子供っぽい大人」と
誤解されていることなど)

 

私たちは、言葉に惑わされず、言葉に「使われる」ことなく
正しい知識を身に付け、自律的な行動が求められます。

 




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