若世代のネット依存症の問題・・・どう改善していくか

スポンサードリンク




若世代のネット依存症の問題・・・どう改善していくか

インターネットというバーチャルな世界は、
使い方を慣れてしまうと非常に心地良い世界です。

 

基本、自分の好きなところ、
得意なところだけ関わればいいので
現実世界の余計なストレスからは解放されます。

 

中高生など若い世代は「悩める世代」でもあります。

 

この心地良い世界は
ひとつの理想郷に見えるかもしれません。

 

 

 

1.行動など

 

この依存症は、まだ軽い状態だと、
「大した用事もないのに、パソコンに向かう」
「常にスマホをチェックする」ぐらいです。

 

この程度だと誰でもありますが、
そのうち「学校を休む」「宿題をしない」
「食事もせず、生活リズムが夜型となる」
まで発展します。

 

親はよく、子供から
パソコンやスマホを取り上げようとしますが、
それではおおよそ問題は解決しません。

 

逆に親子関係が冷え切ることもあります。

 

この依存症のまだまだ研究の余地があるところですが、
子供の精神的な問題、人間関係の問題、学業のことなど
本来の原因が別に隠されていることが多いのです。

 

本当の原因は何かを見極め、
子供をネットに依存していることを
自覚させることが大切です。

 

人生を生きる勇気を持たせることが
例え時間はかかっても重要なことです。

 

 

2.引きこもりとインターネット依存症

 

2000年くらいから「引きこもり」の問題が
多く言われるようになりました。

 

これは定義としては、
「仕事や学校に行かず、
 かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、
 6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」
 (厚労省)となります。

 

現在では精神保健福祉の対象とされています。

 

引きこもりとネット依存症の関係は、
現在精神医学の分野で確立されているものでは
ないですが、
上記のようにネットが「現実世界からの逃避」の属性があり、
また同時期に問題が発生したことからも
関連性は研究されています。

 

「引きこもりでひたすら家でパソコンに向かっている」という構図は
ひとつのアイコンになっています。

 

 

 

3.合併症

 

ネット依存症はアルコールなどと違い、
身体的影響はあまり取沙汰されないですが、
長時間のネット行為はやはり体に悪影響を及ばします。

 

 

頚肩腕症候群

 

頭痛、肩こり、首や背中の痛みの総称です。
パソコンに長時間向かうことからの影響で、
脳の疲れもひとつの原因です。

 

 

眼精疲労

 

パソコン画面に夢中になり、
疲労が起きることが多いです。

 

同様に、まばたきの回数が減り、
ドライアイにもなります。

 

 

腱鞘炎

 

かつてはプログラマーなど
コンピューター専門の仕事をする人がなりましたが、
一般の人でも増えています。

 

 

このほか、睡眠障害、抑うつなど
精神的な病もあります。

 

 

 

4.まとめ

 

インターネットはあくまで道具、ツールです。

 

そこにある世界は心地良く見えても
基本「他人同士」の世界です。

 

現実世界は確かにストレスが多く、
悲しいこと苦しいことも多々あります。

 

しかし、人間の人生はそれを避けられないのです。

 

また、苦しいからこそ得るものもあります。

 

苦しいと思っていたことが
実はのちのち楽しいことだった、と理解することもあります。

 

「本当の楽しみ」は
苦しい人生を生きれば生きるほど増えてゆくのです。

 

そうやって人間は成長していきます。

 

自分の都合の良い世界だけで生きると、
逆に楽しみを増やすことはできない
ことも考えねばなりません。




スポンサードリンク