【チェックリスト付】パチンコ依存症の原因と克服法や治療法、治し方
パチンコはかつては「庶民の娯楽の王様」とされ、
一般人が小遣い程度で普通に遊び、
何かしらの景品を持って帰って終わり・・・
といったような穏やかな時代もありました。
しかし近年、爆発的な出玉の増加、
高い射幸性といった問題が起こり、
パチンコ依存症か増加してきました。
日本人のギャンブル依存症の8割が
パチンコをする人だと言われています。
日本のギャンブル依存症を考える場合、
まず第一にパチンコの問題を取り上げるべきでしょう。
1.パチンコ依存症とは?
パチンコ依存症にかかってしまうと、
常にパチンコのことだけを考える状態になり、
普段の生活や金銭感覚も全く吹き飛んでいまいます。
パチンコは、かなりの音と光で煽る傾向にあり、
ドーパミンなどの脳内物質が出やすい状態になります。
一日中頭の中で
パチンコの音楽や演出が鳴り響く状態になるのです。
パチンコをやり続けると必ず負けますが、
生活費にも手を出し、借金を重ね、
破産するまで止められません。
人間関係も悪化し、
パチンコ以外の人生は無くなっていまいます。
2.パチンコ依存症の原因と対策は?
パチンコは他のギャンブルと違い、
非常に敷居が低いのが特徴です。
ちょっと外出すると駅前や商店街に店があります。
たまたま入って台に座り、1000円札を入れて玉を出し
ハンドルを捻ればもう遊技開始です。
短い時間で5万くらい勝つことがあります。
「ほんの僅かな労力で大金を得る可能性がある」のも
特徴と言えます。
仕事、人間関係、その他のストレスがある時
パチンコは唯一の心の拠り所として
存在するように見えるかもしれません。
しかし残念ながら、勝ち続けることはないのです。
パチンコは決して勝てる遊びではないと理解すること。
そして、自身の心の在り方を
しっかりと把握することが重要です。
3.パチンコ依存症の治療法、治し方は?
精神科医の受診、自助グループへの参加が
基本の治療法になります。
集団心理療法は非常に有効です。
自分と同じ経験を持つ仲間たちに対して、
自分の経験をすべてぶちまけ、
そして他人の話も聞く。
パチンコはいくら面白くても所詮機械です。
依存症になり、孤独になった心を癒してはくれません。
仲間と共に人間性を回復し、
本来の自分の人生を取り戻す。
ゆっくりと時間をかけて。
パチンコ依存症になった場合、
二度と「適度にパチンコを打つ」ことはできません。
賭け事から離れ、
新しい人生を踏み出さなければいけません。
4.依存症の診断方法は?(簡易チェックリスト)
以下はギャンブラーズ・アノニマスの
ギャンブル依存症のチェックです。
ギャンブルのところをパチンコに置き換えると
パチンコ依存症のチェックが出来ます。
- 仕事の時間をギャンブルに費やしたことがある
- ギャンブルのせいで家庭生活を不幸せになったことがある
- ギャンブルの後後悔したことがある
- 借金返済やその他の資金難を解決するためにギャンブルをしたことがある
- ギャンブルが意欲や効率の低下を招いたことがある
- 負けた後にすぐ戻って負けを取り戻さなければと感じたことがある
- 勝った後に、戻ってさらに勝ちたいという衝動に駆られたことがある
- 一文無しになるまでギャンブルをしたことがある
- ギャンブルをするため借金したことがある
- ギャンブルのために何かを売ったことがある
- ギャンブル用資金を通常の支出に使うことに消極的
- ギャンブルによって自分や家族の福祉についてどうでもよくなることがある
- 自分予定より勝負の時間が長くなったことがある
- 心配事やトラブルから逃避するためギャンブルをしたことがある
- ギャンブルの資金のため不法行為をしたことがある
- ギャンブルのせいで眠れないときがある
- 口論や失望、不満などがギャンブル衝動の原因となっている
- 何かよいことがあったときお祝いでギャンブルをしてしまう
- ギャンブルのせいで自分が破滅すると思ったことがある
7つ以上「はい」があれば依存症(病的賭博者)であると診断されます。
5.まとめ
パチンコは面白く、
普通の人でもはまってしまうことはあります。
しかし人生をかける価値はありません。
本当の自分、人生はそこにはないと理解しましょう。
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