パチンコの勝てない仕組み 〜「他者責任」に陥らないように〜

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パチンコの勝てない仕組み 〜「他者責任」に陥らないように〜

 

パチンコは色々とダーティーなイメージがありますが、
よく言われるのが「店が当たりを操作している」というものです。

 

なるほど、本来大当たりして客に対して
玉を出すところを当たりを止めれば
いくらでも店は利益を増やせる・・・・・

 

ように見えますが、
果たしてそうでしょうか?

 

ここではパチンコというものは
「本来どうやって商売して、どう利益を出しているか」
を考えてみます。

 

依存症の人、またその家族は
パチンコを恨む気持ちを持つ人も多いでしょう。

 

しかし本当に
「パチンコに根こそぎ金と人生を奪われた」
のでしょうか?

 

 

 

1.確率の収束

 

パチンコには「当たり確率」が存在して、
それは台ごとに公表されています。

 

1/99、1/199、1/399など何種類かあります。

 

割とこの確率をあまり考えないで
打ってる人が多いのですが、
こまめに回転数、当たり数を
何か月か記録して計算すると
ほぼこの公表確率通りになります。

 

もちろん、1日や2日では全然当たらなかったり、
逆に当たりが多すぎたりします。

 

しかし、かなり長い目で見ると
確率通りに近づいていきます。

 

これを「確率の収束」といい、
店にとっても客にとってもとても重要なことです。

 

 

 

2.ボーダーライン

 

では仮に「1/100で1回の5000円の当たりが来る」とします。

 

この場合客が「100回転させるのに5000円かかった」としたら、
店も客もプラスマイナス0でどちらも損しません。

 

この「5000円かかる」状態をボーダーラインと言います。

 

4000円で当たったら客が1000円勝ちます。
6000円で当たったら店が1000円勝ちます。(客の1000円負け)

 

店側は当然店の利益を出すために営業しますので、
「店が勝つ側」に設定します。

 

ボーダーラインより店のプラス側に持って行くのです。

 

具体的にはパチンコの「釘調整」によって、
あまり回転させない
(客が回転させるのに多くの投資が必要な)
状態にします。

 

 

「しかし1/100でも10回転や20回転で当たり続ける時もある」と
思われるかもしれません。

 

ここで重要なのが上にある「収束」です。

 

非常に多くの回転数だと
おおよそ1/100になるのです。

 

もし店に365台あったら、
客が1年かかって回す回転数を店は
1日でできることになります。

 

 

 

3.論理的な負け

 

少ない投資で回転させられる台を打てば良いのですが、
現在のパチンコ台はほぼ一律調整になり、
客が勝てる側の設定はほぼ無くなりました。

 

つまり、「打てば打つほど必ず負ける」のです。

 

確率の収束が適用されない人間は
この世に、この地球に存在しません。
(1回や2回打つなら「勝ち逃げ」が出来るかもしれませんが)

 

パチンコ依存症の人から、
「最初は勝ちが続いたが、そのうち負けが込んで
借金までしてしまった」という話をよく聞きますが、
これは非常にロジカルで数学的な話です。

 

決して「パチンコ店に最初餌を撒かれ、
その後吸い取られた」のではありません。

 

 

 

4.遠隔などの不正行為

 

 

90年代くらいには、裏ロム、遠隔などの
パチンコ店の不正行為は
かなり発生しました。

 

現在は法律の強化、ロムの保護などにより
そういった犯罪はかなり減りました。
(根絶したわけではありません)

 

ネット上でよく見る「パチンコ店の遠隔」などは、
有料の攻略法(根拠の薄い)と
つながることが多いので注意が必要です。

 

知らず知らず
「パチンコは裏で当たりを操作している」
という心理を利用されます。

 

ボーダーラインの知識があれば、
「どうあがいてもパチンコで勝てることはない」
ということが理解できると思います。

 

 

 

5.まとめ

 

ここでは「なぜパチンコは勝てないか」を説明しました。

 

「自分だけはきっと勝てる」という思い込みは、
実現することはありません。

 

全員平等に負けます。

 

また、「本来勝てるはずなのに店に操作されて負けた」
のも誤った思い込みです。

 

依存症の回復は、
「自己責任」を認めるところから始まります。

 

最初から勝負が分かっているものに
無謀な挑戦をしてしまったのです。

 

人生勝負すべき場所はいっぱいあります。

 

「本当の楽しい勝負」は
勝ち負けが決まっているものではありません。

 



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