ドイツの伝統パン菓子シュトーレンは日持ちする? | シュトーレンの歴史と食べ方について徹底解説!
クリスマスが近づくと、パン屋さんや洋菓子屋さんには
シュトーレンと呼ばれる粉砂糖で真っ白に飾られたパンが
店頭に並んでいるのを見かけますよね!
ドイツではこのシュトーレンがクリスマスシーズンの到来を告げる
もっとも一般的なパン菓子です。
その起源は14世紀くらいにまでさかのぼると言われています。
シュトーレンには実に様々な種類があり、
ほぼパンと呼ぶにふさわしいものから
限りなくケーキに近いものまでいろいろあります。
日本ではパンに近いものが一般的ですが、
パンなのに焼き立てをすぐに食べるものではないようです。
その食べ方の不思議を紐解いてみましょう。
シュトーレンの食べ方
ドイツではシュトーレンは11月から焼き始められます。
12月に入ると店頭に並び家庭でも食べられるようになります。
その食べ方がちょっと変わっています。
シュトーレンはまるごといっきに食べるものではなく、
クリスマスの日まで薄くスライスして少しずつ食べる習慣があります。
パンなのに腐らないのかな?と不安になりますがこれには秘密があるのです。
シュトーレンはラム酒などに付け込んだドライフルーツとナッツを
たっぷりのバターと一緒に練りこんで焼き上げられたもので、
表面を粉砂糖でコーティングしてあります。
このラム酒漬けのドライフルーツの香りがどんどんパンに馴染み、
アルコールやフルーツの旨みが放出され味わい深くなり、
バターの油脂膜と粉砂糖に守られながら熟成されていく感じです。
だから日持ちがするので、毎日少しずつ食べても腐ったりしません。
むしろ日々変化する味を楽しみながらクリスマスを迎える準備をしていくのです。
もともとはクリスマスの献上品
シュトーレンの歴史はとても古く、原点となる食べ物の最初の記録は
1329年ドイツのナウムブルクという都市のものとされ、
当時の司教様にクリスマスの贈り物として献上されたのが起源とされています。
形は今現在のものとほとんど変わらないと言われており、
真っ白に粉砂糖がまぶされたシュトーレンは、
まるで白い布にくるまれた幼子イエスのように見えて、
クリスマスの献上品としてぴったりだったのでしょう。
当時はシュトーレンという名前ではなかったようで
その名が記録に初めて登場するのは
それから150年もあとの15世紀半ばのことです。
いずれにせよ、古い歴史をもつのがシュトーレンです。
パン屋さんの店頭に並んでいてもなかなか手を出しにくいシュトーレンですが、
これを機に是非召し上がってみてください!
毎日変化するその味はあなたを魅了するやもしれませんよ!?
スポンサードリンク
関連ページ
- 【保存版】バーベキュー 大人のアメリカンスタイルBBQレシピ
- 夏といえばBBQ!BBQの本場といればやはりアメリカですね。この夏はちょっと大人のアメリカンスタイルのBBQをしてみませんか?
- 【必見】本格流しそうめん 竹などの道具はレンタルで!
- 流しそうめんは、日本ならではの風流なイベントですね!ひんやり涼しげで暑い夏のイベントにぴったりです。
- 【注目】ワンランク上のカキ氷を楽しもう! 大人のシロップとは?
- カキ氷って大人になって食べると何か物足りない感じがしませんか。そこで大人でも満足いくようアレンジしたおしゃれなカキ氷を紹介します。
- 【大人気】ヨックモック 一味違ったアイテム シガールアイス
- お中元やお土産は、相手が全く知らないものを送っても価値がわからないし、かといってメジャーどころを送っては、つまらないし。そこで、メジャー商品のカスタマイズ版は、価値が伝わりさらに新感覚!
- 【注目】冷凍食品から『マラチオン』が検出 混入ルートとその致死量に迫る!
- 今回世間をにぎわせているのはマルハニチロホールディングス(本社・東京都)の子会社「アクリフーズ」の群馬工場(群馬県邑楽郡大泉町)で製造された冷凍食品から農薬『マラチオン』が検出された問題です。
- もろみロースハムで印象に残るお歳暮を! | 飛騨ハム工房さんのもろみロースハムが絶品!
- 飛騨の肉といえば飛騨牛が有名ですが、 飛騨ハム工房さんのもろみロースハムもすごいんです!
- お取り寄せできない煮たまごパン | 煮たまごパンの作り方?
- 某TV番組で紹介された大人気の『煮たまごパン』。 入手困難なそのお味が試せる裏技とは!?
- 【必見】鶏削り節とは?鰹節とは何が違うの?
- 『鶏削り節』とは、埼玉県川越市連雀町にある老舗乾物問屋轟屋(とどろきや)さんが今春販売を開始した新商品。さてこの『鶏削り節』とはいかなるものなのでしょうか?
- 干し柿のカビ対策 | 美味しい干し柿を作るには、何と言ってもカビ対策
- 昔から日本に伝わる保存食の一つに、干し柿を挙げる事ができます。干し柿を作る最適な時期としては、一般的に11月中旬からと言われています。昔から多くの人に愛される食べ物ですが、使用する柿は、何でも良いと言うわけではなく、やはり干し柿に適した品種があるようです。
- 恵方巻き | 恵方巻き…あなたはどこまで知ってますか?
- 節分といえば豆まき!というのが当たり前だったのが、いつの間にか恵方巻きなる新たな文化が広まってきています。しかし、古くから恵方巻きは近畿地方ではポピュラーな節分行事として取り入れられてきましたが全国的に広まったのはこの数年になります。
- 【保存版】七草がゆの由来と意味 七草セットでお手軽に!
- 唐の時代に人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになったといわれており、その習慣が日本へ伝来し、1月7日に七草粥を食べるようになったといわれています。
- 【必見】疲れた胃にぴったり美味しい七草粥の作り方!
- お正月も明けた1月7日に食べられる「七草粥」。お正月の豪華な料理で疲れた胃を休めるにはぴったりの心も体も温まるほっとする料理ですよね。そんな七草粥の本来の意味や中に入っている七草は何かご存知でしょうか?
- 【要注意】結着剤とお肉やソーセージ 結着剤って食品添加物?安全なの?
- スーパーではよく生肉のほかに加工肉とか成形肉などと表示され売られている肉があります。これは結着剤を使用して加工されたお肉のことでハムやソーセージ、またステーキ肉や焼き肉用肉などにもこの結着剤を使用したものがあります。
- 無形文化遺産登録…世界に認められた日本の食文化
- 日本がユネスコに申請していた日本の食文化『和食』が無形文化遺産として登録されることが決まりました。日本の無形文化遺産の登録は2001年に初めて登録された能楽から数えて22件目となり、食文化としては初登録となりました。
- 【注目】仏手柑は鑑賞用品?仏手柑の食べ方や効能について解説!
- インドが原産地のとても変わった形をしている柑橘類ですが、この形がまるで果実の先が分かれていて仏様の手を連想させることから仏手柑と呼ばれています。鑑賞用品としてはもちろん、食料品としてもなかなかの仏手柑について解説!
- 幻のきのこ「しばたけ」 | しばたけの調理法といえばやっぱりお吸い物!
- 幻の○○ってよく聞く言葉ですね。幻の酒とか幻の魚とか…きのこにも幻と呼ばれるものがあります。それが『しばたけ』です。この『しばたけ』、年々収穫量がすくなくなり今ではすっかり幻のきのことして扱われています。
- 【必見】美酒鍋は正に美味!いつも同じ鍋に飽きていませんか?
- 『美酒鍋』これは賀茂鶴などの日本酒が有名な広島県東広島市西条地域で作られている郷土料理。酒蔵がたくさんあるこの地域に古くから伝わるこの鍋は 日本酒と塩、こしょうだけで味付けをするシンプルなお鍋。
- 【必見】『アイスコロッケ』の作り方 冬こそ食べたい絶品スイーツ
- 熱々でサックサクの食感とクリーミーで冷たい食感が同時に味わえる不思議な食べ物です。このアイスコロッケぜひたべてみたいですよね?
- 【注目】くるくる煮豚 香川県の小豆島の山下屋の人気商品
- 今大人気の商品『くるくる煮豚』その名の通り、くるくる巻にしたお肉を秘伝のタレに付け込み煮込んだ煮豚。小豆島はオリーブが一番有名ですがその一方で素麺・醤油・ごま油などの生産も盛んです。山下屋さんの『くるくる煮豚』はその小豆島にある伝統的な醤油蔵で醸造された手作り醤油を使って作った甘タレが特徴。
- 【注目】北海道生まれのかまぼこ『たちかまぼこ』
- 北海道日本海側積丹半島の付け根にある岩内町。 ここに昔から家庭料理として食べられていたかまぼこがあります。『たちかまぼこ』です。
- 【必見】スパイシーな夏野菜カレーで夏バテ予防!!
- 自然と食欲も低下して、口当たりのよい冷たい素麺や冷奴を食べがちですが胃腸も冷え体も弱りさらに夏バテの原因に・・・。そこで夏バテには夏野菜カレーがおすすめです♪
- 【人気殺到】スプレー醤油で減塩いらず 容器の販売店情報有り!
- 日本人の食卓に欠かせない醤油。でも醤油って塩分が多くて。使いすぎてないか心配ですよね。そんな方にオススメしたいのが今話題の「スプレー醤油」!!
- 【簡単レシピ付】ジーマーミ豆腐 栄養満点モチモチ新食感
- 日本一の長寿の県の沖縄!長寿の秘訣はやっぱり沖縄料理。そんな沖縄料理の代表格!ジーマーミ豆腐のご紹介です。