買い物依存の周囲の人々の問題・・・離婚まで至る主婦も

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買い物依存の周囲の人々の問題・・・離婚まで至る主婦も

 

 

買い物依存症の回復には、まず本人自身の気付き、さらに
周囲の人々の理解が必要です。

 

しかしそうはいっても、現実には簡単ではありません。

 

特に女性の場合、「金遣いが荒い女」のような
レッテル貼りされることも多いです。

 

また、結婚すると夫の考え方・性格によっても
状況はかなり変わってきます。

 

ここでは買い物依存症者の夫婦や親子関係といった
極めて身内の人間の問題を取り上げていきます。

 

 

 

 

 1.夫の妻に対する偏見・放置、妻の焦り

 

 

それまで仕事を頑張っていた女性が
結婚して主婦専業になった場合、
買い物依存症に陥ることが多いと言われています。

 

原因の一つには夫の考え方がやや古く、
「結婚したら仕事をやめて家庭に入り、きっちりと家庭を
守ってくれ」と「夫=仕事、妻=家庭」の構図を持ち続けているケースです。

 

こういった男性は家庭=癒しを求めたりするので、
「ずっと家事などを休みなしにやっている大変さ」を理解しない場合が多いです。

 

 

また妻の方の原因としては、「仕事をやめて社会から切り離されてしまった」という
焦りを感じていたりします。

 

本来、家事や子育ては十分「社会貢献」なのですが、
仕事をしていた時の刺激感が喪失してしまってそう思うようです。

 

 

これらのケースで妻はストレスを多大に抱え、買い物依存症に走ります。

 

 

 

 

 2.夫の共依存(イネーブラー)

 

 

逆に、夫が妻の依存を手助けしている場合もあります。
とても優しく、妻を大事にしたいと考える夫のいる家庭が
このケースにはまるようです。

 

このように、「依存者の回復を手助けしている人」のはずが、
実は「その依存者にはまり、依存者をさらに深みにはめていく」
状態を「共依存」といいます。
この場合、手助けしている人は「イネーブラー」と言います。

 

この場合、夫に問題があるわけではないですが、
妻も自身の問題を解決できず、夫も妻に疲れ果て
とても不幸な状態です。

 

 

夫だけではなく、兄弟・親戚・友人の場合もあります。

 

 

 

3.アダルトチルドレン

 

 

 

自分の父親がアルコール中毒などで、家族に
しょっちゅう暴力行為などをやる家庭に育った場合、
自らも何等かの依存症を発症することがあります。

 

ある女性は、そのような家庭で幼少期を過ごし、
社会人となり1人暮らしを始めたらすぐに買い物依存症に
なりました。

 

子供の頃から愛されることに飢えており、
店で店員にちやほやされること、また
キャッチセールスなどで甘い言葉をかけられると
すぐに心が動かされてしまったようです。

 

結果、何百万もの借金を抱えることになりました。
幸いなことに協力してくれる人がいて
依存症からは立ち直ったようです。

 

アダルトチルドレンの問題は、最近から取沙汰されていますが、
大昔からあるとても深刻な問題です。

 

 

 

 4.まとめ

 

 

周囲の人たちの問題を取り上げましたが、
どのケースも一番良くない考え方は「自分は不幸だ」
「本当だったら周りにはいい人がいた」というものです。

 

実は、こういう周りの人との問題が発生した場合は
「幸せになるチャンス」とも言えます。

 

そこにある問題を解決できた場合、自分も他人、あるいは人間全体と
いうもの対してとても深い理解が身についているでしょう。

 

乗り越えるべき壁がある、というのは何にせよ人生のチャンスなのです。

 



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