別れられない彼女・・・回避依存症と恋愛依存症などのつながり

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回避依存症 別れられない彼女・・・回避依存症と恋愛依存症などのつながり

ここでは男女の問題に限定して、
回避依存症とその他の依存症との
相関関係を考えていきます。

 

回避依存症の男性と付き合うと、
普通の女性は満足感を得ることができません。

 

常に相手にコントロールされ、また深い付き合いから
逃げられ・・・そんな関係は長続きしないように思えます。

 

しかし、女性の方が「恋愛依存症」「共依存症」だと、
回避依存症とは非常に相性が良いゆえ、
離れたくとも離れられない泥沼の関係に陥ります。

 

また、回避依存症者自身の問題として、
物理依存(アルコール、ギャンブル)にはまることもあります。

 

これらの問題について見ていきましょう。

 

 

 

1.回避依存と恋愛依存

 

 

 

この2つは最高に歯車が噛み合う状態になります。

 

恋愛依存症者の彼女は、自分に自信が持てず
相手に必要とされることが自分自身の全てです。

 

回避依存症者の彼氏はそういう彼女を冷たくあしらいますが、
「追いかけることが使命」の彼女は簡単には引き下がらず、
なおかつ「彼を私の力で変えてみせる」という幻想を抱きます。

 

彼が逃げるほど、彼女は幻想の力で追いかけるわけです。

 

一方、回避依存の彼は、
彼女の献身さ、盲目さに魅かれて恋愛関係になり、
少なくとも最初は思うががままにコントロールします。

 

この2種類の依存症のパターンは、たとえ別れたとしても
同パターンの異性をまた探して同じ状況に陥ります。

 

 

2.回避依存と共依存

 

 

この2つも実に興味深い組み合わせとなります。

 

共依存症者は自己犠牲の精神が強く、
そして「相手が良くないのは自分のせいだ」という
被害妄想を持ちます。

 

逃げる彼と追いかける彼女の図式は
ここでも成り立ちます。

 

また、共依存は自分と相手の境界線が見えない
という特徴を持ちますが、
ここが「必要以上に相手と境界を引く」回避依存と
絶妙な持ちつ持たれつ関係になります。

 

他人との境界線というのは、誰しも難しい問題ですが、
一つ言えるのは自己愛が強く、人間的に未熟な人ほど
他人の引く線を認めないものです。

 

この回避依存と共依存の関係は
両極端な「線」あるいは「壁」が
2人の間に存在しています。

 

 

3.アルコール、ギャンブル依存

 

 

回避依存症者が最後に辿り着く、
アルコール依存やギャンブル依存。

 

これは、愛されたくても人を避け続けた結果の
とても悲しい末路と言えます。

 

回避依存症者は、「人に依存」することはできません。
逆に人を避け、一人になるのを求めます。

 

誰かに追いかけられたら、振り切って別の誰かを探すか、
さもなくば「物」に依存するしかないのです。

 

まれに、非常に健康的に見えること・・・・
仕事や趣味、スポーツにのめりこむこともあるようですが、
いずれにせよ「人間」から逃げた結果です。

 

 

4.まとめ

 

 

「依存症」が自己愛によるもの、ある種の
幻想や肥大した現実認識によるものであれば
そこにこだわる限り人生は停滞し、
前向きに生きることはできなくなります。

 

私たちは、この辛い現実をあくまで受け入れ、
自己責任で生きていくしかないのです。

 

険しい道のりではありますが、
最後にはきっと楽しい世界に辿り着けます。

 

自分を信じて生きるというのは、決して「他人を救う」でも
「自分を他人に誇る」ものでもありません。




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