おせち料理 | お正月の定番 おせち料理の由来!!!

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お正月の定番 おせち料理の由来!!!

 

 

お正月にあると当たり前のように食卓に出されるおせち料理。

 

ご家庭それぞれの味付けがあり
実家を離れて暮らしている人などは
食べるとほっとすることが出来たり。

 

また最近ではおせち料理のお取り寄せも人気となり、
せっかくのお正月だから!と
有名料亭のおせちを買い求める人も増えていますよね。

 

そんなおせち料理ですが、
中身の具材などに昔から伝わる由来があったり、
重箱に盛り付けるのに決まりがあるのはご存知でしょうか?

 

具材の定番で有名なものは
意味を知っている人も多いかもしれませんが、
盛り付け方まで決まっているとは案外知らない人も多いはずです。

 

そこでおせち料理に込められた
昔ながらの由来や決まり事をご説明させて頂きます。

 

 

おせち料理の盛り付け方の決まりとは???

 

おせち料理は大抵の場合重箱に入っていますよね?

 

実は「重箱に詰めること」にも「おめでたいことを重ねる」
という意味が込められて重箱に詰められているのです。

 

基本的におせち料理は4段になっており、
上から、一の重、二の重、三の重、そして与の重と呼ばれています。

 

何故4段目だけ四の重と言われないかというと、
「四」=「死」を連想させてしまい縁起が悪いから、
言葉を変えてそう呼ばれているのです。

 

後はお重の詰め方の決まりですが、
一の重には祝い肴とも言われる前菜になるようなものを詰めます。

 

二の重には、伊達巻やきんとんなど
比較的甘いものを詰め、

 

三の重には魚や海老などの焼き物を詰めます。

 

そして最後の与の重には野菜の煮物(筑前煮など)を詰めます。

 

また詰められる料理は煮物などを除き
奇数の数になるように詰めるようにされています。

 

 

おせち料理の具材の意味は???

 

おせち

 

 

おせち料理にはたくさんの料理が詰められています。

 

その一つ一つにも昔から意味が込められ作られ、
詰められてきたのです。

 

たくさんあるので、有名なものから案外知られてないものまで、
それぞれ簡単にその意味をご紹介させて頂きたいと思います。

  • 海老 海老は焼く際にどうしても曲がってしまうため、腰が曲がるまで長生きしますようにという長寿の願いが込められています。
  •  

  • 黒豆 黒豆は地域によって由来が異なりその地域ごとにそれぞれの願いを込めて詰められています。
  •  

    主に関東では黒豆は皺が出来るように炊かれ「皺」が出来るまで元気で居られますようにという海老と同じような長寿を願う意味があったり、またその他の地域では「まめ」という言葉から「まめまめしく働けますように」という願いであったり、また「まめに暮らす=元気に暮らせますように」という願いを込められて詰められている地域もある、まさにどこの地域でもおせち料理には欠かせない定番の一品となっているのですね。

     

  • 数の子 たくさんの卵が集まっていることからと、また数の子はニシンの卵であることから二親(にしん=両親)からたくさんの子供が出来る様「子孫繁栄」を願う意味が込められています。
  •  

  • 里芋 里芋も数の子と同じように土の中にたくさんの小芋を付けることから、子沢山「子孫繁栄」の意味が込められています。
  •  

  • 昆布巻き 「よろこぶ」という語呂合わせの意味と、「子生婦(こんぶ)という字をあてる語呂合わせがあり、子孫繁栄や一家の幸せの願いが込められています。
  •  

  • 栗きんとん 「栗金団」と書くことから金運を招く。繁盛、繁栄を願う意味が込められています。
  •  

  • 錦玉子 黄色と白で金銀を表わし、財宝や富の象徴、その願いを込められ作られます。
  •  

  • 伊達巻 巻いている形状から、着物の布地の反物を連想させ、衣装に困らないという繁盛や繁栄の意味が込められている意味と、また、同じように伊達巻の形から書物の巻き物を連想させ文化的な繁栄の願いが込められているという二つの意味を持ち合わせています。
  •  

  •  これは言うまでもなく「めでたい」の「たい」から。
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  • 田作り 田作りに使われる魚(ごまめ)が昔は田畑の肥料に使われていたことから、豊作の願いが込められています。
  •  

  • たたきごぼう ごぼうは根が地中深く張ることから、家の土台が安定するよう、家内安定の願いが込められています。
  •  

  • 蓮根 蓮根は穴が開いているため、将来が見通せるようにという意味が込められています。

 

このように数を上げればきりがないほど、
おせちに詰められている料理には沢山の願いが込められています。

 

やっぱり、ありがたくおめでたい食べ物なのですね!

 

 

最後に

 

このようにおせち料理はお重の数や詰め方、
また中に入っている料理まで細かく意味があるのです。

 

それを知って食べるのと知らないで食べるのとは、
きっと食べた時の感想や思いが違ってくるはず。

 

また、地域によって中身の料理に特色が出やすい食べ物となるため、
もし今回ご紹介したものに無くご自宅のおせち料理に入っている料理があったら、
その意味などを聞いて自分の地域の家庭のおせち料理を知っていくのも良いですね!

 

 

 



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