お屠蘇と御屠蘇 | お屠蘇の作り方と正しい飲み方

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【保存版】お屠蘇と御屠蘇 | お屠蘇の作り方と正しい飲み方

 

新年を迎えた元旦の朝にまず最初にいただくのがおとそ
おとそとは生薬をお酒やみりんに漬け込んだ一種の薬草酒です。

 

漢字で書くと『御屠蘇』と難しい漢字を書きますが、
鬼を意味する『蘇』を屠る(殺す)という意味があります。

 

また邪気を屠り魂を蘇らせるという意味からきているという説もあります。
いずれにせよ邪気を払い家内健康、無病長寿を祈りながら
お屠蘇をいただき新年のお祝いをしましょう。

 

御屠蘇

 

 

お屠蘇の作り方

 

お屠蘇といえば日本酒のイメージが強いですが、
みりんでも作ることが出来ます。

 

日本酒だけで作ると辛口になりますが、
みりんをブレンドすることでまろやかさと甘さが増し口当たりよくなります。

 

みりんだけで作ると甘いお屠蘇に仕上がります。
お好みの割合で作りますがみりんは必ず本みりんを使ってください。

 

目安として300mlほどのブレンド酒を用意します。
そこへ市販の屠蘇散を浸します。

 

屠蘇散には7〜10種の薬草が調合されています。
主なものとして紅花・浜防風・陳皮・桔梗・丁子・桂皮・甘草・山椒などがあります。

 

個々に用意するのは困難ですので
ティーバッグなどに入った市販品を使ったほうが手軽です。

 

一晩ほどで薬効成分が溶け出しますので
そこでティーバッグを取り出します。

 

長時間浸し過ぎると濁ったりすることがありますので
時間を調整してください。これでお屠蘇の出来上がりです!

 

 

お屠蘇の飲み方

 

地域や家庭によってまちまちですが、
一般的な作法をご紹介します。

 

元旦の朝に神棚、仏壇などを拝んだ後に家族そろって新年のあいさつをし、
その後お雑煮やおせち料理を食べる前にまずお屠蘇を飲みます。

 

お屠蘇をいただくときは一家揃って東の方角を向きます。

 

たいていの宴席では年長の方から順に盃を下げていくものですが、
お屠蘇は若者の精気にあやかりその精気を年長者に渡していくという意味で
年少者から順に年長者へと盃を渡していきます。

 


 

また家族だけでなく正月三が日の来客者にも
お屠蘇をすすめて新年のあいさつを交わします。

 

お正月はつい食べ過ぎたり飲みすぎたりしてしまうものです。

 

お屠蘇に含まれる生薬には
健胃、強壮、咳、風邪、血液浄化、発汗促進などの効能があります。

 

お屠蘇はそういった意味でも健康のための良薬とも言えます。
三が日が過ぎたら屠蘇散をお湯で煎じて服用するのも良いことです。




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